過失割合について

  • HOME>
  • 過失割合について

過失割合で受け取る金額が大きく変わります

過失割合とは?

過失割合とは?

交通事故における過失割合とは、事故の原因について、被害者と加害者のそれぞれの過失を割合で示したものです。
例えば、被害者にまったく非がない事故では10:0(加害者:被害者)となり、加害者と被害者の双方に均等に過失がある場合は、5:5(加害者:被害者)となります。

なお、警察が作成する実況見分調書などの資料は過失割合を決める際に参考にしますが、過失割合の決定そのものに警察が関わることはありません。

過失割合が付くと割合分の金額が差し引かれます

過失割合が付いた場合、受け取ることができる損害賠償金から、付いた過失割合分の金額が差し引かれることになります(過失相殺)。
例を挙げると、過失割合が9:1(加害者:被害者)であれば示談金の総額から10%分が引かれることになり、7:3(加害者:被害者)の過失割合であれば、30%減額されることになります。

このように、過失割合によって受け取る金額が変わることになり、また、示談金の額が多くなるほど、1割の違いが大きな差となることがわかります。

保険会社の提示をそのまま受け入れる必要はありません

保険会社は、原則として「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」(別冊判例タイムズ38号記載)などに示される裁判例を参考にして、過失割合を提示してきます。
しかし、保険会社が提示する過失割合が必ずしも適正であるとは限らず、また、保険会社が過失割合を一方的に決定できるというわけでもありません。

過失割合は、被害者の方と保険会社との合意があって決定するものです。
もしも提示された過失割合に疑問や不満がある場合は、専門知識を持った弁護士に相談し交渉を行うことで、正しい過失割合に変更できる可能性があります。

過失割合に納得がいかない場合は、弁護士へご相談ください

過失割合の交渉は法律の専門家にご相談ください

過失割合の交渉は法律の専門家にご相談ください

保険会社から提示された過失割合に不満がある場合は、被害者の方がご自分で調べて対応するよりも、弁護士にご相談されることをおすすめします。
過失割合は過去の判例を基準として決定されるものであるため、保険会社に対応するには、専門的な法律の知識と、正しい主張をするための交渉力を欠かすことはできません。

示談交渉では被害者の方の主張が100%通るとは限らず、確実な証拠がないため過失割合の交渉が難しいケースもあります。
しかし、事故の詳細を話すことで気持ちも整理されますし、事故当時の時間や場所、運転状況などから重要なヒントが見つかることもあります。

過失割合についてお悩みであれば、奈良市のひかり中央法律事務所へご連絡いただき、疑問に思うことや事故当時の状況について、詳しくご相談ください。

お問い合わせ

お電話